高齢者の車(交通)事故はなぜ多いのか?反応が鈍るだけではない意外な理由とは?!

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Q&A
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 最近、テレビやネットニュースでも度々見かけるようになった『高齢者の自動車(交通)事故』。

 ニュースを見かける度に「あぁ…またか…」と思ってしまうほど、多いですよね。

 もちろん高齢者になるにつれ、様々な衰えが出てくるので、反応は鈍ってくるわけです。

 反応や思考が鈍る分、もちろん運転には支障が出てくるのですが、この高齢者の車(交通)事故は、そのような反応や思考の部分だけではなかったのです!

 意外な原因とは言ったい何なのか?!

 その原因を探ってみましょう!!

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高齢者の車(交通)事故はなぜ多いのか

 度々ニュースで流れてくる高齢者による車(交通)事故。

  • 車止めを乗り越えて、コンビニに突っ込んだ
  • スーパーの駐車場で暴走した
  • 田んぼの用水路に落ちた

 など…「そんなことある?!」というようなニュースが飛び込んでくるのも、わりと日常茶飯事なくらいです。

 ではなぜ高齢者の車(交通)事故がここまで多いのでしょうか。

機能の衰え(低下)

 身体機能や思考(認知)機能の衰え(低下)が事故に直結しているのは間違いありません。

 ブレーキとアクセルを踏み間違えることはどの世代にもあることなのですが、そこで「違う!」とすぐに切り替えるスイッチが入るかどうかが問題です。

 高齢になればなるほど、機能の低下(衰え)はあらわれてくる為、「そこまでなる?!」と、信じがたいような事故をニュースでみるのです。

  • 視力・聴力の低下:周囲の状況把握が難しくなる。
  • 反応速度の低下:急な飛び出しや信号変化への対応が遅れる。
  • 運動能力の低下:ブレーキとアクセルの踏み間違いや、ハンドル操作の誤りが起きやすくなる。
  • 判断力や記憶力の衰え:道を間違えたり、信号や標識の見落としをしてしまう。
  • 認知症の影響:目的地や運転中の状況が分からなくなる。

 このように機能の低下により、様々な判断が鈍ってしまうのは、事故が増える大きな要因となります。

車を使うことが多い世代

 高齢者は若い世代の人たちと違い、時間の使い方に余裕があります。

 若い世代は平日は働き、休日に出かけます。

 仕事で車を使う方以外は、仕事中に車を運転することはないでしょう。

 この時点で、高齢者との時間と車の使い方が変わってきます。

 とくに地方に住んでいる方などは移動手段に車は必須。

 地方には高齢者が多いように、若い世代では地方に滞在する人は少なく、社会人とともに都会へ出ていってしまいます。

 都会は逆に公共機関(電車やバスなど)が必須の為、車を運転する機会が激減してしまいます。

 運転する機会が多いと、その分事故を起こすリスクも高まるのは必然です。

過信する

 高齢者は特に、過去の運転経験を過信し、体の衰えに気づかず無理をして運転を続けることがあります。

 逆に自信を失って不安定な運転になるケースもある(急ブレーキ、急ハンドルなど)そうですが、こういった過信が事故を招くことが多いのです。

 また、高齢者はこの先長く乗るつもりがないので新しい車に乗ろうしません。

 そのため安全装置が付いた新しい車に乗らない傾向にあるのが、事故が起きてしまう原因にもなります。

事故の違い

 実は事故の違いもあります。

 どういうことかというと、高齢者の事故は単独事故が多く、若い世代の事故は、人身事故が多いのです。

 経験があるので、察知能力は培っている分、人身事故には起きにくいですが、運転に対しての反応が鈍る分、単独事故を起こしやすくなってしまいます。

 その単独事故の延長が、周りを巻き込んでしまう思わぬ大きな事故に発展してしまうのです。

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割合でいくと若者の方が事故率は多い

 高齢者に目が行きがちですが、実は若い世代の事故も大変多いです。

 その数は割合でいくと、高齢者が事故をする確率よりかなり多いのです!

 どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

高齢者のほうが人口が多い

 日本は高齢化社会といわれているように、全体の人口で高齢者の割合が最も多いです。

65歳以上を占める割合は全体の29.1%(約3500万人)

その中でもより運転が難しいと思われる、85歳以上を除いても約23%(2800万人)

 それとは逆に事故が多いとされる若い世代は高齢人口の約1/4~1/5程度。

運転可能な若い世代(19歳~25歳)は約6%(約750万人)

 割合的には若者世代の4倍ほどの数高齢者がいるわけですので、事故するリスクや可能性も高くなります。

事故のリスクは若年者より高齢者の方が低い

 意外かもしれませんが、このことは研究からちゃんとデータ化されたのち、高齢者の方が若年者より事故を起こす件数が少ないことがわかっています。

高齢運転者が事故を起こすリスクは若年者よりも低い

 ただ、反応が鈍ってくる衰えが高齢者の方があるのは間違いないため、事故の仕方や程度は、年齢層によって変わってきます。

まとめ

 高齢者の車事故が多い理由が、反応などの衰え(機能の低下)だけではないことがおわかりいただけたでしょうか。

 高齢者の事故が多いのは確かです。

 しかし、その分高齢者は人口も多く車に乗る機会も多いわけですから、事故のリスクは高まってしまいます。

 また若年層も割合で行くと事故が大変多いです。

 このことは、しっかりデータにも出ているので、保険料が若い世代に対して高いのは、このデータから算出しているものです。 

 高齢者の事故に意識が行きがちではありますが、どの世代には車の事故はつきものです。

 常に安全運転を心がけて、自分の命も他人の命もしっかり守っていきたいですね。

 

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