身近でとてもリーズナブルな和・洋菓子を提供してくれるシャトレーゼ。
価格帯もとても財布に優しく、クオリティも高いので、自宅用にも、手土産用にも大変コスパの良い庶民の味方的存在のシャトレーゼですが、下請法違反が今問題になっています。
シャトレーゼを愛用してる筆者自身も、この問題にはとても興味があり、シャトレーゼの今後の行方が気になるところなので、どんな問題があったのかを調べてみました。
下請法違反とは何なのか。
どんなことをして違反となったのか。
シャトレーゼは今までと変わらず商品を提供できるのか。
興味のある方はぜひ最後までお読みください。
シャトレーゼは何が問題だった?!

シャトレーゼは下請け業者泣かせともいわれているのですが、一般市民としてはあの価格で提供していいただいている以上、なんとか価格をキープしながら提供してほしい限りです。
ではどんな問題を起こしてしまったのでしょうか。
洋菓子原料・包装材料を下請けに無償で保管させた
公正取引委員会は3月27日にシャトレーゼに対し、下請法違反で『勧告』を行ったと発表しています。
シャトレーゼは、洋菓子を詰める箱などの包装材料や、ケーキに使用する香料などの原料を、下請け企業から商品を受け取る日を経過しているにも関わらず、受領せず無償で保管させていた。
対象となる商品は、去年12月30日時点で、下請け企業11社に対し2383万円相当にのぼる。
そのうち約1300万円の商品は、1年以上受領していなかった。
とあります。
シャトレーゼ側が、商品を保管させておいたにもかかわらず消費期限を過ぎ、捨てざるを得ない状況で、かなりの材料が無駄となってしまっていたのです。
そして近年物価高でどんどん価格が上昇している中、下請け業者が価格を上げることができない状況が続いていたのも大きな問題の一つでしょう。
低価格でコスパの良い商品の裏には、このような事実…
しかし、大きな企業ではきっと氷山の一角なようにも思います…
あくまでも『勧告』であること
勧告とは『ある行動をとるように説きすすめること』という意味で、簡単に言うと【そのようにした方がいいよ】という少し優しめな言い方にはなります。
「通知」や「通達」も、行政内部や民間企業内部の連絡を指す言葉として使われますが、それに比べたら『勧告』は命令的な要素はなく、強制的な指示ではありません。
そのため、シャトレーゼに対して強制的な意味合いはそこまで強くないことがわかります。
これからのシャトレーゼの対応が、今後の経営にも大きく影響しそうです。
シャトレーゼが起こした下請法違反とは?

下請法違反とは、下請法(下請代金支払遅延等防止法)は、親事業者と下請事業者との間の取引を公正に保つために制定された法律です。
この法律は、親事業者が持つ優越的な地位を利用して下請業者を不当な取り扱いから保護することを目的としています。
具体的には、下請業者に対して以下のような11項目の禁止行為が定められています。
- 受領拒否
- 下請代金の支払遅延
- 下請代金の減額
- 返品
- 買いたたき
- 購入・利用の強制
- 報復措置
- 支給原材料等の対価の早期決済
- 割引困難な手形の交付
- 不当な経済上の利益の提供要請
- 不当な給付内容の変更・やり直し
これらが主な内容です。
今回のシャトレーゼの件では、
1.受領拒否
10.不当な経済上の利益の提供要請
この二つの禁止行為があたります。
シャトレーゼの今後

公正取引委員会はシャトレーゼに対し、以下のような措置を求める勧告を行っています。
- 未受領の商品の速やかな受領。
- 受領できない場合は、下請け企業に支払うべき代金の支払い。
- 無償保管に伴う費用の支払い。
シャトレーゼ側は、今後こうした事態が再発しないよう、社内でのコンプライアンス強化に努める意向を示しいます。
また下請法に基づく研修を従業員に行い、適切な取引を目指すことが求められている為、今後のシャトレーゼの対応次第にはなりますが、今までと変わらず商品の提供を行えるように努めることにはなるでしょう。
ただ、業界全体に波紋を起こすことになったのは間違いないといえます。
まとめ
シャトレーゼがおこした問題「下請法違反」について解説してきました。
シャトレーゼは庶民の味方で大変コスパの良い、洋菓子や和菓子の製造販売店です。
シャトレーゼが起こした下請法違反として
1.受領拒否
10.不当な経済上の利益の提供要請
が今回当てはまります。
下請け業者の協力あってのこの魅力的な価格とクオリティですが、法は守りこれからも低価格、高コスパの商品を提供してほしいところです。
今回の件で、残念に感じた方や信頼を失った方も多いかもしれませんが、これからも同じように商品を提供してもらえるように今後のシャトレーゼの対応に期待していきたいですね。
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