2025年4月13日から開催されている『大阪・関西万博』が、連日ニュースになり盛り上がりを見せています。
どんなパビリオンがあるのかなど気になる部分が目白押しですが、その中でも大阪・関西万博に設置されているトイレが問題になっているのはご存知でしょうか?
『中が丸見えのトイレ』
『2億円のトイレ』
言葉だけで見ると、かなりインパクトがありますよね。
今回はそんな大阪・関西万博のトイレ問題について、何が問題になっているのかを解説していきたいと思います。
大阪・関西万博のトイレは何が問題なのか
大阪・関西万博が開催され連日盛り上がりを見せていますが、多くの人気パビリオンを横目に、施設内のトイレ問題が大きな話題を呼んでいます。
日本のトイレは海外に比べて清潔感にあふれとてもきれいなのは有名な話です。
今回は万博開催ということで多くの外国人が訪れているので、日本のトイレの凄さを感じてもらうはずが…
簡単に言うと日本人からすると、とても残念に思うデザインなのです。
ではどんなデザインが残念と思われるのかその理由と共に見ていきましょう。

丸見えのトイレ

『丸見えのトイレ』と、聞くと少しいやらしいように感じるかもしれませんが、これは幼児用のトイレの話です。
でも子供用のトイレであっても、小さい子供のサイズにあったブースで仕切られているのが一般ですよね。
そんな大解放の丸見えトイレは様々なことで問題視されています。
プライバシーの侵害
子どものトイレといえども、丸見えでトイレをすることは少しながら抵抗がある子も少なくないでしょう。
子ども自身気にしなくても、さすがに親は気になるものです。
保育園などの集団生活の場では、保育士の目が行き届くように、仕切りがないトイレがありますが、万博は公共の場であり、不特定多数の方が使用します。
また、子どもしかできないトイレであっても必ず親が付き添いますよね。
そのため、公共の場においてのプライバシーが全く守られていないのです。
混雑時の問題
さすがに混雑時は他人の視線が気になったり落ち着かない空間になるのは間違いありません。
そしてやはりこの問題はSNSで広がり、国会にまで持ち込まれていました。
村上大臣官房審議官は
「そこにはスタッフがおり、管理をしながら使ってもらうことになっている。もしご同行の方の同意が取れた場合、同時に2組以上が使うことがあり得るということで運用はされるようだが、基本的には見知った人たちだけが使う空間として、例えば子どもが2人3人いる、そういう意味ではこういうスペースがあると利便性があると考えている」
「基本的には1組で、もし了解が取れた場合には他の組み合わせが付くことがあるということだ。ただ、トイレは子ども用のものも含めて、敷地内に別のところ、普通に個室で仕切られてるものもあるので、そっちを使っていただくこともできる。あくまで選択肢としてこれが用意されている」と述べた。
この丸見えの幼児用トイレは先に話したプライバシーの侵害問題の為、1組ずつ使用してください。または了解を得たら他の方も利用できますと…
人がたくさんいても問題。
1組ずつ入れたとしても、混雑になってしまい問題。
どちらにせよ、混雑時には大きな問題を起こしてしまうのです。
日本離れした設計
日本では綺麗なトイレや、プライバシーが守られていることが一般的な良さなのですが、中国では今回の万博のトイレのようなオープンスペースが幼児のトイレでは一般的なのです。
そのため特に抵抗なく排泄をすますことができるそう。
そして今回の万博のトイレはそんな「中国式」も参考にして作られているのだとか。
大阪万博2億円トイレ
— ぴろん🇯🇵 (@pirooooon3) April 10, 2025
「仕切りもなくて丸見えすぎ」“プライベートゼロ”
中国人が考えたのか?
中国のトイレと発想が同じじゃないか! pic.twitter.com/bRd29o2IKu
しかし日本人の子どもはそんな環境になれていないので、うまく排泄できない恐れも大いにあるのです。
2億円のトイレ

大阪・関西万博では2億円のトイレも話題になっているのご存知でしょうか。
これは建設費に2億円かかったということで話題となっています。
2億円かかってしまってっもいんじゃないかと思うかもしれませんが、その出来栄えが賛否両論となっているのです。
安っぽい見た目とデザイン
ポップで奇抜なデザインと話題でしたが、どうしても安っぽい見た目で、2億円もかけて作ったトイレと聞くと、「これで2億円?」「税金無駄使い」などと批判の声が上がっています。
さ〜皆さんツッコミの準備はいい?ww
— yasuhoo (@yasuhoo_111) March 17, 2025
万博の数少ない見どころの一つ!
2億円のデザイナーズトイレ。
ソレがこれ…ww
屋根はどうやらポリカーボネイト…物置き小屋の屋根の灯り取りに使う透明の波板w
見た目は海の家の仮設便所っぽいw
これなら高速SAや道の駅のトイレの方がずっと豪華w
コレが2億? pic.twitter.com/pdkE1pSsjl
見た目はかなり斬新さがあるものの、なかなか万人受けは難しいですね…
万博の2億円トイレは見た目がショボいけど、あんな場所にトイレを作るなら2億円くらい掛かる気がする。
— 🇯🇵佑馬(Yuma) (@YumaTsuhara) March 11, 2025
が、そもそも場所も開催そのものもナンセンス。トイレ以外も酷い。 pic.twitter.com/vrazjeSXoS
初日に使用不可
初日からトイレが詰まって使用禁止になるトラブルが!
2億円かけて製作してこの有り様は問題視されても仕方ありません。
【悲報】万博2億円トイレ、初日午前中で全部詰まって使用禁止
— お侍さん (@ZanEngineer) April 14, 2025
2億円でゴミつくってて草。 pic.twitter.com/rEZqgIdRWs
まとめ
大阪・関西万博が開催され、連日大きな話題をもたらしているのですが、ひときわ目立っているトイレの問題。
一体何が問題なのかを見てみると、未来を示す万博とは少しかけ離れたようなトイレでとても驚きました。
丸見えのトイレは幼児用とはいえ、落ち着いた空間でもなければプライバシーも守られておらず、大きな問題となっています。
また、2億円のトイレも、変わった見た目も賛否両論ありながらも、なんと初日で使用禁止になってしまうというトラブルまで招き、大炎上中…
まだ始まった万博で早くも様々な問題が出てきて不安要素がたくさんですが、開催中はまだまだ何かしらの問題が浮き彫りになってきそうですね…。

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