2025年7月2日。
読売ジャイアンツ対阪神タイガースの一戦で、巨人の阿部監督が巨人の監督としては51年ぶりとなる退場処分となりました。
ひと昔は、乱闘の末や審判に反抗するなど出た以上処分もよく見かけましたが、今の時代のプロ野球は、乱闘騒ぎもなければ、審判の判定には「リクエスト」要求ができるようになったので、試合も穏やかに進むことが増えました。
今回の阿部監督の退場はどのような流れで起きてしまったのでしょうか。
巨人の阿部監督が退場になった理由

阿部監督が巨人の監督として51年ぶりとなる退場処分となり、大きな話題を呼んでいます。
その理由は審判への抗議。
どのような形で抗議となり退場になったのかを見ていきましょう。
リクエスト判定への抗議
7月2日甲子園球場にて、巨人0-0阪神の8回裏、阪神タイガースの攻撃で、阪神大山選手が打った打球がイレギュラーし、巨人ショートの泉口選手が打球をはじいている間に森下選手が激走し、ホームへ。
一度は「アウト」の判定でしたが、際どい判定となり、阪神藤川監督がリクエストを要求。
そのリクエスト要求が覆り、セーフの判定に!
その時点でもゲームを決める決勝点にもなったこともあり、阿部監督が抗議しに行ったことで退場処分となりました。
その時の映像がこちら!!
アウトの判定もリクエストの結果セーフそして阿部監督抗議で退場#巨人 #giants #阿部慎之助 #退場 pic.twitter.com/BM3WVRqlXa
— g (@giants111g) July 2, 2025
吉本「じゃあ退場ね」
— yuto (@giants_aim) July 2, 2025
阿部「いいよ」
吉本「退場」
って見える pic.twitter.com/qVdIWZnw1L
阿部監督も穏やかに抗議していたようには見えますが、判定に対して抗議する行為が退場処分となってしまうんですね…
退場後は二岡コーチが代理
阿部監督退場後は、残り少ないゲームですが、二岡コーチが指揮をとる形となりました。
もしかすると、数年後は「二岡監督」もあり得るかもしれないですね。
51年前の退場監督は『川上哲治』監督
阿部監督が、巨人の監督として51年ぶりの監督としての退場処分となってしまいましたが、遡ること51年前、退場となっていた巨人の監督は『川上哲治』監督でした。
当時1974年7月9日で、ほぼ同時期ということも驚きですね。
それだけ大事な試合が続いているという時期なのでしょう。
巨人の長い歴史では1956年に『水原円裕』監督が退場処分を受けており、今回の阿部監督で3人目とのこと。
今年91年目のシーズンを迎えている、巨人の長い歴史の中で、3回しかないことも、さすが『紳士球団』と呼ばれているジャイアンツです。
退場の阿部監督を称える声も

巨人の監督として51年ぶりとなる、退場処分を受けた阿部監督ですが、「よくやった!」「これでこそ、選手のことを思った行動だ!」「さすが阿部監督!」と、阿部監督をたたえる賞賛の声も多くありました。
今日は誰がなんと言おうと慎ちゃんを支持する
— けい(にっちやん大好きマン) (@k_love_marina) July 2, 2025
選手マジで意地みせろ
阿部監督の退場を無駄にするな
とにかく勝て
#ジャイアンツ
帰宅して阪神-巨人戦の中継付けたら最悪のシーンだったわ
— AAS (@AAS85403714) July 2, 2025
退場覚悟で抗議に行った阿部を監督として凄く尊敬した
熱くなったと反省を示す姿も潔い
阿部監督は試合終了後、”思わず熱くなってしまって申し訳なかった”という謝罪を述べていました。
「必死にやっている選手がいて。自分を失って、ちょっと熱くなっていってしまった。アンパイアーにも選手にも申し訳ないなと思います」
「思わずしちゃいけないことをしちゃったので、申し訳ないです。退場処分になって、最後までチームの指揮を執れなかったことは監督として良くない」
選手のことを思いながら、自身を反省される姿が潔いですよね。
まとめ
51年ぶりとなってしまった巨人監督退場処分。
今回の退場になってしまった理由は、リクエスト判定が覆ってしまったことによる抗議によるもの。
ひと昔のように、荒げた感じでの退場というわけではなく終始穏やかに抗議していたようにも感じますが、審判が下した判定には逆らえないのが現在のプロ野球でのルールです。
退場になってしまった阿部監督も、選手のことを思いながら熱くなってしまったと反省しており、退場になってしまいましたが、その熱い思いにとても好感が持てました。
巨人対阪神の伝統の一戦で起きた、珍事ともいえる出来事でしたが、それだけしびれるような良い試合を見せてくれているということですね!
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